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こんにちは!私は赤子。

遺伝子の研究が得意な25歳の薬剤師です。私はお酒が大好きなのだけど、飲むとものすごく赤くなることが昔からコンプレックスだったんです。父も母も赤みだし仕方ないと思っていたのだけど、同じく赤みに悩む夫のベニに出会ってから、愛する人のため、そして化学者として「赤みを何とかせなあかん!」と強く思い研究を始めました。ここでは、赤みがどんな症状なのか、なぜ赤くなるのか、健康にどんな影響を与えるのか、私の研究成果をシェアするで!

そもそも赤みとは何ですか?

名前の通り、顔面に赤みが出て紅潮している状態を指します。ただその原因はさまざまで、治療法は原因や症状によって異なります。例えば、人前に出て緊張や恥ずかしさから顔が赤くなるいわゆる「赤面」や、日焼けや炎症、アトピーといった皮膚のトラブルによるもの、また発熱したときや炎天下の作業中なども顔が赤くなることはありますよね。

その中で私が研究をし続けたのは、「お酒を飲むことで起こる赤み」。日本人が「赤ら顔」と聞いて思い浮かぶシチュエーションといえば、「お酒を飲んだとき」ではないでしょうか? まるで茹でダコのように真っ赤になって酩酊した様子はまさに「The 酔っ払い」。でもこれ、飲酒量や、お酒に強いかどうかといったことには関係なく起こることなんです。

とはいえ、「赤み=酔っ払い」のイメージが強い日本では、少し赤くなるだけで周囲の人からからかわれることも。恥ずかしかったり、自信を失ったり、お酒の席が苦手になったり……当事者にとっては、本当に辛い悩みなんですよね。

あなたはどの赤みタイプ?

ちなみに、あなたはお酒を飲むとどんなふうになりますか?
 
・ほんのりうすく赤くなる
・顔だけ赤くなる
・首やデコルテのあたりまで赤くなる
・全身真っ赤になる
・赤くなるだけでなく体調も悪くなる
 
赤みの「度合い」や症状は人によってさまざまですが、このどれもが次に紹介する赤みの要因が関わっています。

なぜ、赤くになるの?

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赤みの原因となるのは、摂取したアルコールが体内分解されてできる「アセトアルデヒド」という成分。アセトアルデヒドはいわゆる「悪酔い成分」とも言われ、赤みだけでなく頭痛、吐き気、眠気、二日酔いなどの悪影響を引き起こします。
 
「じゃあ、なぜ赤くなる人とならない人がいるの?」と思いますよね。実は、このアセトアルデヒドを人体に無害な酢酸へ分解してくれる「2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)」という酵素の量は人によって異なります。そのため、赤くなる人とならない人がいるのです。
 
体内のALDH2酵素がない、もしくは極端に少ないことで起こる赤みをはじめとした症状は「フラッシング反応」と言われ、「ALDH2酵素不足症」という病名も存在しています。
実際に、筑波大学医学群の研究(※1)では、ALDH2酵素を持っていない人がアルコールを飲んだ場合、赤みのほかさまざまな症状を起こすことが明らかになっています。

普通タイプ:
酵素量100%(染色体にALDH2酵素が作れるDNAをすべて持っている)

赤みタイプ1:
酵素量6%(染色体にALDH2酵素が作れるDNAを半分しか持っていない)

赤みタイプ2:
酵素量0%(染色体にALDH2酵素が作れるDNAをまったく持っていない)

タイプ1とタイプ2の酵素量は近いですが、アルコールに対する反応は大きく違います。例えば、タイプ1の人は顔や胸が赤くなるほか、動悸やじんましんが出ることもあります。タイプ2の人は、茹でダコのように真っ赤になってしまうなど赤みが強く出たり、吐き気が出たりすることもありますし、飲むとすぐ眠くなってしまうタイプの人も多いです。
 
あなたがお酒を飲んで赤くなってしまうのは、上記の「赤みタイプ」に当てはまっている可能性があります。飲み過ぎやお酒の弱さではなく、そもそも体内でアセトアルデヒドを分解する酵素がない、もしくは限りなく少ないからなんやで〜!

実は赤くなる日本人が多い!

実は、意外と知られていないのですが、日本人をはじめとしたモンゴロイドは世界的に見てALDH2量が非常に少ない人種です。赤くなる中国人や韓国人が多いと言われていますが、ゲノムデータベースENSEMBL社(本社:イギリス)の推計(※2)によれば、日本の人口の42%はDNAにALDH2酵素を持っていないことが明らかになっています。ちなみに、その42%の中に前述した「タイプ1」は38%、「タイプ2」は4%で、多くの日本人は「タイプ1」に当てはまります。
 
このようなことから、日本で「赤み=酔っ払い」のイメージが強いことにも合点がいきますよね。つまり、飲酒による赤みはお酒に強いか弱いかとか、どれだけ飲んできたか、という「飲酒量」は関係ないのです。遺伝子的な問題のため、「赤みがなくなる」といったこともありません。慢性的な病気のように、ずっとお付き合いしていく悩みのひとつなのです。
 
ちなみにヨーロッパ系やアフリカ系の人はALDH2の量が多く活発に働いているため、アセトアルデヒドを分解しやすい人種と言われています。またアメリカにあるBECKMAN RESEARCH INSTITUTEの研究(※3)では、白人で赤くなる人は0%であるという研究結果も出ています。

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効果的な治療法はあるの?

ALDH2酵素を持っていないことで、アセトアルデヒドを分解できないことは、赤みだけでなく身体にさまざまな影響を与えます。例えば、久里浜医療センターの研究(※3)によると、ALDH2が不足していて赤くなる人は、アルコールを自然分解できないため、将来的に食道や胃系疾患にかかる可能性が約4倍高くなるといった研究結果があります。
 
またWHOの研究(※4)においては、アセトアルデヒドに発がん性があり、ALDH2酵素を持っていない人が飲酒し、アセトトアルデヒドが分解されず肝臓に残った場合、食道癌になるリスクも高いことが分かっています。
 
赤みは、精神的な不安やストレスに加え、こうした健康面の心配もあります。しかし残念ながら、お酒を飲むことによる赤みは生まれ持った「遺伝子」の問題のため、確立された治療法はないのが現状です。

ですが、望みはあります! 

ALDH2酵素がなくてもアセトアルデヒドの分解を助ける成分を摂り入れることで、赤みを抑えることができるのです。
「でも、そんな成分どうやって取れるん?」というみなさん。私の愛するベニや私を含む、すべての赤みに悩む人をサポートせな「赤ん(アカン)!」と、私、赤子が2年以上の研究開発の末に作り出したのが栄養ドリンク『赤ん』なのです。

(※1) Br. J. clin. Pharmac. (1988), 26, 96-99

(※2) ENSEMBL – ensemble.org, Nucleic Acids Res. 2021, vol. 49(1):884–891

(※3) Am. J. Hum. Genet. 43:741-743, 1988

(※4) Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention Vol. 5. 99-102, February 1996

(※5) WHO International Agency for Research on Cancer, Press Release N196, 2 November 2009

※これらの成分の説明は特定の製品の効能・効果を説明したものではありません。

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